アップリケ

ニードルターン・アップリケ

 

今回は、右のパターンを作ってみましょう。

 

1. パターンから、各ピースの型紙を作ります。
  この場合は、葉と実の型紙が必要になります。
  コピーしたパターンを厚紙に貼り、ピースを切り離します。

 

2. どのピースにどんな布を使うかを決めます。

★ヒント★
柔らかい布を選んだ方が、アップリケの曲線がきれいに出ます。
ただし、布が薄すぎると、縫い代が透けて見えてしまうので注意!

 

3. 葉に使う布を表を上にしておき、その上に型紙をおいて、
  型紙の周囲をなぞって、布に印をつけます。
★ピーシングと違い、型紙は裏返さず、表を上にしておいてください。

★曲線のピースの場合は、バイアスの布目(斜め)で布を裁つと、
曲線がきれいに出ます。

 

このようにして、葉のピースを2枚、実のピースを1枚の印をつけ、
それぞれのピースと土台布を裁ちます。

★ヒント★
薄い色の布なら鉛筆で印をつけても構いませんが、
濃い色の布には、白や黄、銀の色鉛筆や布用シャープペンシルで描くと
印が見やすくなります。


4. 土台布の表にパターンを薄く写します。

 

5. アップリケは、下になるピースから上へと順番につけます。
 このパターンでは、葉を先につけて、その上に実をつけます。

 

土台布につけた印に合わせて葉を待ち針でとめ、
葉のピースの縫い代を下に折り込んで、
折ったきわを小さな針目でまつっていきます。

★ヒント★
アップリケには、ピースの布と同じ色の糸を使うと、針目が目立ちません。

 

何針かまつったら、針先で縫い代を折り込みながら
ピースの周囲をまつります。
針先で縫い代を折り込みながらまつっていくので、
ニードルターン・アップリケといいます。

上にピースが重なる部分は、まつる必要はありません。

同じようにして2枚目の葉もまつりましょう。

 

6. 円形のピースは、きれいな形をつけるために、まず縫い代を
粗い針目で縫って真ん中に型紙をおき、糸をひきしぼります。

★この方法は、ニードルターン・アップリケではなく、
もっとオーソドックスなやり方です。ひと手間かかりますが、
きれいな形をつけたいときには、お勧めです。

 

7. 6のピースを表に返して、縁にアイロンをあてて
  形をつけ、その後、糸を切って型紙を取り出します。
  そのときに形がくずれないように、注意してください。

 

8, 実のピースを葉の上にアップリケすれば、完成です。

 

 

 

パッチワークキルトの道具・材料

パッチワークは、基本的には針と糸、はさみ、布があれば作ることはできますが、パッチワークの愛好家が増えるにつれて、さまざまな専用の道具が出ています。

同じことをしても、便利な道具を使うと、時間も労力も節約になるので、パッチワーク専用の道具を上手に利用するといいですね。


>>パッチワークキルト関連の用具・材料

Copyright(c) 2013 パッチワーク・キルト作りの基本テクニック All Rights Reserved.