


ピーシング
ピーシング/ピースワーク
パッチワークの基本テクニックといえば、ピーシング/ピースワークです。
日本語でいえば、並み縫い。まっすぐに縫うだけなので、誰にでもできます。
ここでは、単純な「ナインパッチ」と呼ばれるパターンで、説明しましょう。
準備編で、白と青の部分のピースを必要枚数、カットしているので、
それを使って説明します。
パッチワークをするときには、パターンをよく見て、列やブロックに
なっている部分をみつけて、列やブロックを作り、それをつないで、
最終的に、パターンに組み立てていきます。
ナインパッチを縫う
ここでは、横の列が3つつながっていると考えて、縫っていきます。
1. まず、一番上の列を作りましょう。
そのためには、左上のピースとその隣のピースを縫い合わせます。
ピーシングとは、縫い合わせるという意味です。
2枚のピースを中表(表同士を合わせること)にして、
印の所に待ち針を打ちます。
布端から布端まで、印の上を、細かい針目の並み縫いで縫います。
針目はなるべく揃えましょう。
縫い始めと縫い終わりは、一針返し縫いをしてください。
これがピーシングの基本です。
2. 縫ったピースを開き、平らな状態にしてから、
先ほどと同様にして、右側のピースと縫い合わせます。
一列目ができました。
3. 同じようにして、二列目と三列目を作ります。
4. パターンの通りになるように、列の向きに注意しながら
一列目と二列目を中表に合わせて、
ピースとピースの接ぎ目がずれないように、待ち針を打ち、
布端から布端まで縫います。
これで、一列目と二列目がつながりました。
5. 次に、その下に三列目を縫い合わせます。
一列目+二列目と三列目を中表に合わせて、
ピースとピースの接ぎ目がずれないように、待ち針を打ち、
布端から布端まで縫います。
二枚を合わせるときには、パターンをよく見て、
列の向きを間違えないように注意しましょう。
これで、ナインパッチのパターンが出来上がりました。
パッチワークキルトの道具・材料
パッチワークは、基本的には針と糸、はさみ、布があれば作ることはできますが、パッチワークの愛好家が増えるにつれて、さまざまな専用の道具が出ています。
同じことをしても、便利な道具を使うと、時間も労力も節約になるので、パッチワーク専用の道具を上手に利用するといいですね。